1999
昨年見逃してしまった、しし座流星。でも噂によると、今年もかなり見えるということだった。そこで、11月半ばのその夜は、友人であるMUGICO(秘境女の会会長)宅にて“流星ウォッチ合宿”をさせてもらうことに。昨年、彼女の住まいのベランダからは大きな流星がいくつか見えたということだったので、今年もちょっと期待。秘境の会の、まさみも泊まり込むということになった。
仕事後に行ったのでかなり遅い時間になってしまったが、まさみはかなり前に来ていて、すっかりくつろいでいた。私は朝方まで起きている覚悟だったのだが、テレビで天気予報を見ていると、どうもその夜の天候は曇りのち雨ではないかという予報。ええー、そんなあ、と思いつつ、ベランダを覗いてみるが、夜空は曇っていて星は見えず。そのうち、ぱらぱらと雨が。非情の雨。ベランダで寝転がって流れ星を待とうと、MUGICOがキャンプ用のマットも準備していてくれたのに……。
「残念だけど今夜は無理みたいね」と、ベランダ待機は早々に諦めた。MUGICO宅のナーバスな愛猫・ペケをからかいつつ1時過ぎまで起きてときどき空の様子を見ていたが、みんなそのうち布団にもぐりこむ。私はどこかまだ諦めきれなくて、「明け方になれば晴れていて、見られるのではないか」と少し期待をしていた。しかし灯を消してあれこれ話していると、激しく降る雨の音がしてきた。「もうダメだねー」と、それですっかり諦め眠りについた……。
明け方、隣で寝ていたはずのMUGICOが何ごとかを叫ぶ。寝ていた私とまさみ、驚いて目覚める。あとで「何叫んだの?」と聞くと、「目が覚めて夜明けに外を見たら、晴れていたの。それでまた寝たら“晴れてるー!”って叫んじゃった」。しかし寝言で絶叫するほどくやしかったのか。確かにカーテンを開けると、空はすっかり晴れ渡っていた。私もくやしい。
MUGICOの実家、北海道のお宅に泊まらせてもらったときも朝方MUGICOは絶叫したので(夢の中で、自分の目の前にゴキブリを差し出されたらしい)、寝言の雄たけびは今に始まったことではなかったが、久々に聞いた。MUGICOははっきりした寝言もよく言うので、お泊まりのときはちょっと楽しみだったりして。でも私も噂によるとたまに寝言を言うらしい……。今度、夜中にずっとテープ回しておくとおもしろいかもね。
流星は見られなかったが、久々に友だちと布団を並べて寝たのは楽しかった。学生のときの修学旅行の夜のような気分である。
でも、昨年のしし座流星群の出現が33年に一度のことだから、今度見られる機会は32年後……。その頃、まだ流星が見られる視力を維持していられるのであろうか。私や、私たちはどこでどうしているだろう。「なんかその頃でもあなたはあまり変わらないんじゃない」と私に言った人の言葉が嬉しいような、真意を図りかねるような。
32年後の星空を、私はどんな気持ちで、誰とどこで迎えるのかは分からない。まあ、それまでのお楽しみとしておくのもいいかもしれない。
(いまさらですが…12/20up dated)