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今夜の番組チェック

巻第十三 平成十四年 一月

※初めての方は一番下からお読みいただくと、日付の順に見られます。


うっかり今年一年が過ぎぬように

 先週、楽しいことがいろいろあったのでここに書こうかと思っている間にはや一週間。これだって数日前に部分的に書いていたのに。まずい、今年もあっという間に一ヵ月経ってしまう。ちまちま仕事をし、日々の生活を送っているうちに日にちが経ってしまうのだった。また、家での息抜きに欠かせないビデオ観賞の要、ビデオ機本体にとうとうガタが来ていたため(ノイズと横線入りまくり)、先日新機種に買い替えたら、久しぶりにキレイな画像を見られて嬉しく、息抜きしまくり。いかん、いかん。しかし、ビデオって小さくて軽くなったなあ。持ち帰りのとき、軽くて驚いた。自慢じゃないが、私が使っていたビデオは10数年ものだった。重くてでかい。使ったことはなかったが、一応、BSチューナー内蔵だった。テレビに至っては、実家からもらったものなので、ゆうに15年は前のもの。ときどき映らなくなるが、叩けば直る。それでも映らなくなったら、買い替えようと思っている。今度買うときは液晶テレビが欲しい。上に物が置けないのが難点だけれど。

(1/27)

◎映画『フロム・ヘル』(1/23)

 切り裂きジャックの映画として、内容的にも巷ではかなり話題になっているようだが、ホラー系のものが苦手な私がそれを観ようと思った要因は第一に、ジョニー・デップが主演であることである。それに、深夜番組『虎ノ門』で毒舌・井筒監督が、次回の映画批評にこれを選んでいたので、監督評価で先入観を叩き込まれてしまう前に観なければ、というあせりもあり。仕事で出かける時間の空きを狙って、例のごとく水曜レディスデーを利用して映画館へ。しかし、結婚してからのジョニー・デップ、映画出演多いなあ。ファンとしては嬉しいが。男はやはり家庭を持つと仕事に身が入るのでしょうか。

 さてそのジョニー・デップの役どころ、『スリーピー・ホロー』に続いて、捜査官。繊細なところは前出の映画みたいに気絶しちゃう気弱な役に通じるが、犯罪現場をアヘンの幻覚の中で予見してしまうという、一種のトンデモ警部。しかもそんな麻薬浸りの彼なのに、スコットランド・ヤードの警部なんですと。彼の場合、まともな役でないところがいつも面白いのだよねー。実生活でかつてはかなりクスリにはまっていたというからか? アヘンに酔いしれる表情にも演技以上のものを感じてしまったりして。

 事件や被害者描写のグロいところは抑え目なので、ホラーが苦手な私も大丈夫であった。原作があるストーリーということだが、いまだにわかっていない“切り裂きジャック”の真犯人とその真相は、奇想天外な創作ながらも面白い。ホラーではなく、立派なミステリーだろうね、この映画は。原作もかなり面白そうだ。

 手堅い演技陣だったが、特に光っていたのが王室主治医のウィリアム卿を演じるイアン・ホルムでしょうか。題材が題材だけありイギリス系の俳優が多かったが、ハリウッドの役者よりうまいように思う。監督はアメリカ人の双子らしいですけどね。

 ジョニー・デップのアバーライン警部が見せる、繊細な頭脳捜査ぶりはなかなか。そこに恋愛感情がからんでくるのも、デップの役どころとしては割合と珍しい。恋人がいる役はこれまでに数々あったけれど、相手に心奪われている、という雰囲気がスクリーンから醸し出されるものではなかった。恋愛のシーンはどこか付け足しの雰囲気があったものだ。これまでのデップの演技の中では、今回が一番、恋愛感情を表現していたのではないだろうか。ファンとしては、事件の展開もさることながら、そんな目新しさにも楽しさを見いだしたりしたのであった。

◎同級生は見た!(1/19)

 前回、意図していないのに不思議と会える人のことなどを書いたが、また不思議な巡り合わせが。例のごとく、長年の友人・ヒロとなじみの飲み屋に行った週末のこと。初詣以来の顔合わせだったが、いつもとあんまり代り映えのしない話をあれこれしていた。そこへ、ヒロとは反対側、右隣から私の名前を呼ぶ声が。へっ? と振り向くと、見たことあるような、ないような男性の顔。向こうが名乗ってきて、思い出した! 高校の同級生で、10年近く前の同窓会以来、よく飲み会をしていたメンツの1人だ。うぉー、びっくりした。聞いてみると、なんと、当時の同級生仲間ばかり男7名で飲んでいるのだという。来店した時間も私らとたいして違わなかったらしい。ぜんぜん気がつかなかったよ。 

 ヒロは関係なかったし、言われなかったので合流はしなかったけど、何回か席を行き来して少し挨拶がてら話をした。ほとんどが10年近く会っていない人。そのうえ、もっと会っていない人、同じクラスじゃなかったのでよくわからない人も。バイク仲間だと言っていた。それでも私のことに気がついたってことは、少なくとも10年前とは大きく変わっていないってことだろうか。その日は帽子とかかぶってたから、余計わかりにくかったようにも思うのだが。あまり自信がなかったのか、1人に声を掛けさせる前に相当私たちを観察していたようだ。かなり見られてたんだろうな……。ヒロは同級生じゃないのに、彼らは「見たことある気がする」「あんな子いたよ」とかいいかげんなことを言っていたらしい。

 閉店も近くなったころ、店員さんが「あちらの●●さんから、今飲んでいるお飲み物をおごるということで……」と言われた。奴等だ。おい、ここは居酒屋で、バーじゃないんだから。キザなことしても似合わないんだから。ということで、断りがてらまた立ち話。いつまで経ってもなんだか変わらない奴等、って感じで、なんだかとてもおかしかった。

 考えてみたら、わりとみんなそれほど遠くない範囲に住んでいるはずなのに、これまでほとんど偶然会うこともなかったのも不思議。そして、こんなに一度に何人もと会えたのも不思議。ここで会ったのも何かの縁だから、ということで、近々ミニ同窓会でも、と言う話をして別れた。こんなこともあるのだね。

◎山崎まさよしライブ(1/17)

 山崎まさよしは、デビュー以来気になる歌い手だった。まだあまりブレイクしてなかった頃、小さいホールでライブがあって、それに行こうかと思っていたが、結局行かずじまい。以来、ライブに行ったことはなかった。そして今回の渋谷公会堂が初ライブ。「元春(佐野元春)の若いころに似ていることもあり、けっこう好き」というMUGICOと一緒に行った。チケット発売初日に並んで取ったのに、2階席のうしろのほう。ブレイク前に行ってればもう少し原寸大で見られたのになあ、まあ仕方ない。MUGICO愛用の、バードウォッチング用必殺高倍率双眼鏡がおおいに役に立つ。これを覗き込めば表情までよく見えるのだ。

 歌手については、歌とルックスは別物というのが私の考えで、ルックスが好みでないから歌も嫌い、ということはあまりない。逆に、歌や声が好きなら、本人のルックスはあまり気にならない。両方好きというのは実は意外と少ないパターンだ。その点、山崎まさよしの場合は、どちらも好き。で、MUGICOの双眼鏡でときどき眺めてみたりして。

 私とMUGICOは初山崎ライブだったので、ライブバンドのメンバーのことをあまりよく知らなかった。しかし、名前は知らずとも、ベースとドラムのその2人はどちらも坊主頭で、いやが応にも注目を集めた。他の楽器もいろいろこなし、なかなか芸達者。まさやん(山崎)がバラードを熱唱中、じーんとして聴いていると、MUGICOが「ドラムに注目」と双眼鏡を渡してくれる。覗いてみると、歌に感情移入して思いを込めた表情で、首を振り振りドラムは熱演。バラードなのに、それを見てちょっと笑ってしまった。アンコールのときもこのツイン坊主、盛り上げ上手で、なかなか笑わせてくれた。アカペラで3人歌ったりもしたが、歌もなかなか。どうやらこのトリオ、ファン筋では人気らしい。
 やはりライブはいい。CDとは違うアレンジで聴けるのもまた楽しい。

(1/27/2002Up dated)


■年明けモードをプレイバック

 新年になってからはや半月。ほんとうにこの1年は早く感じた。うっかりすると今年もあっというまに終わってしまいそうだ。まだ始まったばかりなのだが。今年こそはまめな更新を心がけようと密かに心に誓って いたものの、なにやら決意倒れになりそうな気配濃厚の年の始まり。さて、ではこの 半月をプレイバック。(1/17)

◎ブッシュ大統領、菓子による窒息報道にあたり

 ブッシュ大統領が、テレビでスポーツ観戦中に、菓子をのどに詰まらせ失神したとか。なんとも間抜けなニュースである。

 だが、年明け後、仕事先で似たような事例を見かけた身としては、ううむと唸って しまうのであった。その場に居合わせたときは驚いた。さっきまで椅子に座って飲み 物を飲みながら笑ってた人が、急にばったり倒れて床に転がってしまったのだから。 一瞬、何が起こったのか分からなかった。数秒後、飲み物を吐き出してその人は正気に戻ったが、そうでなかったらどうなっていたか。本人も「意識が遠くなって、死ぬかと思った」と言っていた。どうも、笑っているときに飲み物が気管かどこか、へんなとこに入ったらしい。

 ブッシュ大統領もおそらく、菓子を食べながら笑ったり、声援を送っているうちにそんなことになったのではなかろうか。

 昔から、「食べながらしゃべるな」と親などに言われたものだが、あれは単に行儀が悪いというだけでなく、ひょっとするとあんな羽目に陥らないための教えなのでは なかろうか。行儀の悪さは命とり。気をつけよう。しゃべったり笑いながらの飲食は、ときに命を落とす恐れがある。

◎遅れてきたマイブーム、ジャミロクワイ

 6日、ジャミロクワイの東京ドームライブに行った。もともと嫌いじゃなかったけ ど、アルバムなどはこれまでほとんど聴いてこなかった。昨年、ジャミロ好きの知人 に誘われ、なんとなく行ってみることにしたそのライブ。当日出かけるのが遅れ、開演すれすれの時間にドームに着く。と、一緒に観る予定だったうちの一人が、ゲートの入口でなにやらスタッフと話し中。なんだか、足止めをくっている。いろいろ聞いてみると、なにやら席の変更を指示されているらしい。しかし仲間のあと一人はすでにもとの席の券で先に中に入ってしまっているので、私たち仲間同士の席が離れてしまうようで、その人と連絡を取り合ってもらってたらしい。私たちの席、2階だったのだけど、その変更で1階に変わるようだ。そのわけをスタッフに聞いてみると、アーティストの意向だとのこと。ふうむ、前の方の席が空いてるなら、なるべく前に集めて見せてくれるらしい。えらいぞジェイ・ケイ! おかげでオープニングのほう少し観られなかったけど、それでちょっと好感アップ。

 さて改めて発券された席あたりは、やはりあとから席を指示されたのか、遅れて入場してくる人たち多し。そして外人さん比率も高かった。この外人さんたち、実にノリがいい。なぜか私たちの席でノリノリでダンスしていた外人グループ、一瞬どこうとしてくれたが、前の席が空いてたので私たちは「こっちでいいや」と言うと笑ってた。その中の一人の女性、ダンスがすこぶるうまく、腰がよく動いていた。けっこう後ろのほうの外人グループも、「3、2、1」の掛け声で「We love JKーーーーー」などと声援をしょっちゅう送っており、実ににぎやか。そのうちダンスのノリがよかった日本の女の子たちもそっちに合流してたな。久々の楽しいライブ。

 ステージのジェイは、インディアンの羽飾りを頭に載せ、マヤのピラミッド風のステージにときに駆け上りながら歌う。妙なダンスは、ネイティブアメリカンの踊りふう。あとで初期のアルバムのライナーノーツを見て知ったが、「ジャミロクワイ」とはネイティブアメリカンの種族から来ている名前とか。アルバム「ジャミロクワイ」に寄せられた本人からのメッセージには、その名前や曲、歌詞に込められた思いが綴られており、それは私にとっても共感できるものだった。

 というわけで、2002年の始まり、私の遅れてきたブームはジャミロクワイなのだった。

 そのことをロンドン在住のYUKIKO特派員にメールすると、「こないだ見かけた!」との自慢メールが返信されてきた。「最初はこ汚いおっさんかと思った」って、どんなこ汚なさだったのか、気になるところである。誰かが「ジェイケイだ!」と叫ぶと、走って逃げたとか。お茶目。そうやって有名人は走り続けるのだろうか。体力つくぞ。

◎会える人、会えない人

 年賀状をやりとりしていて、久しく会っていない人がけっこういることに毎年気づく。そして2年、3年会っていない人はかなりいる。そうかと思うと、意図していないのにすんなり都合がついて会えてしまう人もいる。なぜかはわからないが、縁とはそういうものだ。年始、そんな偶然の縁で何人かと会った。

 インターネットを始めた5年前、そのころネットを通じて知り会ったみゆき特派員と、もうお一方、K嬢。たまたま私の予定が空いている日に、お誘いを受けたのですんなり会えることに。他県やアメリカ在住の人でも、タイミングさえあえばそうやって不思議と会えるものなのだった。

 また、新年早々会ったのは、もと南アフリカ在住のネット知り合いの方。日本に帰国しているとのことだったが、しばらくどうしているのか音信不通になっていた。が、ひょんなことから年始早々に会う話がもちあがり、とんとん拍子に話は進み、友人ヒロと行った初詣ついでにお会いしてきた。南アフリカ生まれという愛犬くんとともにお茶などご一緒しながら、南アフリカの治安の悪さのことの話など少し聞く。日本は夜中に初詣できたり出歩けたり、幸せだという話、幸せってことについて考えを新たにさせられた。同行してた友人ヒロも、「そんなこと、考えたこともなかったなー」と。日本人はささやかな幸せに囲まれて暮らしているのに、その幸せを自覚していない。そうか、私たち意外と幸せなんだ、と考えると、ちょっと幸せになれそう、かな?

 そして、偶然とは偶然を装った必然、とも思える。そう考えると、出会う人とのめぐり合わせも必然、なんだろう、きっと。そんな思いで始まった2002年。

※ヒロとの鎌倉見仏話はまたのちほど……。って最近その公約を実行してないけど……。今年こそ……。

(1/17/2002 Up dated)


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